Epiphone EMPERORⅡ ジョー・パスモデル

今日は最近の僕のメインギターになっているEpiphone EMPERORⅡ ジョー・パスモデルのレビューを書きます。

これは丁度、去年の今頃、それまでのGibsom J-45 58' を使用してコードストロークやカッティングを中心にしたスタイルに、ジャズギターやワンマンリズムセクションのコンセプトを取り入れていこうと思った際に買い求めた物。

J-45はビジュアルは最高にカッコよいですし、ピックでガ～ンと鳴らした時の箱鳴りは極上のモノがありましたが高めの弦高、キツめのテンション、そしてサウンド的にもワンマンリズムセクションやジャズギターをプレイするには不向きかなと思ったので、多くのジャズギタリストに愛用されている箱物、フルアコを購入する事にしました。

そんなこんなで色々と物色していたのですが、探してみるとフルアコって結構高価な物が多いんですね！
予算の少ない僕は、かなりの苦戦。

安価でライブにも、レコーディングにも使えるギターを購入しなければならなかったので。 。。

そんな折りにフラリと立ち寄った楽器店で出会ったのがコイツ。
委託販売だったのですが、今では少し入手しずらくなったというメイド・イン・コリア時代のエピフォン。
音が良いので、結構人気があるとの事。

試奏して、一目惚れしそうになったんですが、そこはちょっと待てよっと‼


ギブソンのあの名器やら、グレッチやら、他の店も一回りしつつ、色々と試奏したのですが、結局最初に試奏したこいつに決めました。
予算的な理由もありましたが、楽器を購入するときは、こういう事が多いですね。
感みたいなのが働くのかな？？
ファーストインプレッションって馬鹿に出来ませんね。

んで、レビューしますね。

まずは、ルッキングッドなのです。
ハードウェアが全てゴールドパーツ。
ヘッドのインレイも、なかなか綺麗です。
この価格にしては、かなりゴージャスに見えるのではないでしょうか。
少し、小さめのボディもスッキリしていて、僕好みですね。

持った感じのフィット感も良いです。
ただ大きなフルアコが好きな人には、やはり物足りないかな？？

弾き心地は、なかなか良い感じです。
上手くセッティングすれば、かなり弾きやすくなりますね。

僕の場合は、チューニングも全音下げなので、テンショ ンもかなり抑え目、弦高もギリギリまで落としてあるので、これは初心者や女性にもうってつけのセッティングかも！

少し小さめのボディなので、生鳴りはどうかな？と思ったんですが、こちらも問題なく十分に鳴ってくれますね。
フルアコにしては、立ち上がりの良いブライトな音が します。
これは好みの問題になると思いますが、JAZZだけじゃなく、色んなジャンルの音楽を取り入れていきたい僕には丁度良いバランスで鳴ってくれますね。
マイク録りなんかも結構いけますよ。

ラインの音ですが、ハムバッキングピックアップっぽい太くてマルイ音がします。
フラットワウンド弦を貼るとジャジーなサウンドになります。 （まあ、当然と言えば当然ですが。。。）
僕は太めのラウンドワウンド弦を貼っているのですが、こちらの方は結構色んなスタイルに対応出来る扱いやすいサウンドになります。
ポピュラーミュージックをワンマンリズムセクションでやる時なんかは、これがグッドだと思いますね。

アコースフィアレコードからリリースされている僕の作品「I Will」も、このギターで演奏しているので、もし良かったらこちらから試聴してみて下さい。

この時はノーマルチューニングでの演奏になります。

僕はライブの時は、PAに直結してるのですが、大抵はそれだけで、なかなか良いサウンドが得られます。

ただ、その時々のコンディションによって、やや抜けの悪い時があるので、その辺が少し課題ですね。

今後、何らかのエフェクターを使うとか、ジャックやポットを含めた配線系の交換を検討するかもしれません。

長々と書いてしまいましたが、総評としては、この価格でこれだけのサウンドと演奏性、そして見た目を良さを兼ね備えたギターは、なかなかないのでは？？

とてもお買い得だったと思ってます！

初心者から上級者まで、幅広いニーズに応えてくれる一本だと思いました。

フルアコ=ジャズギターという印象がありましたが、購入してみると意外にオールマイティなギターかも？と印象を新たにしましたね。

このジョー・パスモデルは、弦のチョイス、ギターのセッティング、機材にセッティングによりアコギのような使い方からロックサウンドまで様々なニーズに対応してくれる一本だと思います。
まだプレイスタイルが定まっていない人や、一本のギターで色々なスタイルをやってみたい人に最適なギターかもしれませんよ。

ではでは、皆さん、音楽とギターのある生活を一緒に楽しんでいきましょう♫


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筆者

シンガー、ギタリスト、シンガーソングライター,ウクレレプレイヤー。 89年に上京し、ギタリストやシンガーソングライターとして様々なライブやセッション、レコーディングなどに参加し精力的に活動する。 11年Acousphere奥沢氏に師事し、 同年Acousphere Recordより「Jigu」名義でソロ作品のリリースを始める。 独特の歌声と奥沢氏直伝のOne Man Rhythm Sectionを取り入れた演奏が好評を得てiTunes Storeではジャズチャート4位を記録。 またいくつかテレビ番組のBGMなどにも楽曲を使用された。 現在はヴォーカルCHIEKOとのユニット「andifferent」でも活動している。