このところ、ロックの「三大ギタリスト」についての記事を書いてきた。
僕の世代より上の、特にロックファンの間では「三大ギタリスト」と言えば
「エリック・クラプトン」
「ジェフ・ベック」
「ジミー・ペイジ」
の三人の事を指すのが常識になっていると思うが、
何故「三大ギタリスト」と呼ばれたのか?
また、今の若い世代にこの「三大ギタリスト」という呼び名が通用するのか?
と言う疑問が出てきたので、少し調べてみた。
結果、「三大ギタリスト」と言う呼び名は、
どうやら日本の音楽関係のマスコミが使用し始めたらしい。
理由は3者ともイギリスのロックバンド、ヤードバーズ出身で、3者とも当時の日本で人気が高く、各自の実力や個性、当時の活動状況などで比較しやすい存在だったからだという事。
「ヤードバーズの三代ギタリスト」とか
「ヤードバーズの三人のギタリスト」等と紹介されたりもしていたらしい。
1975年にはシンコー。ミュージックから「三大ギタリストの探求」が出版され、83年に三人が共演したアームズコンサートのライブDVDがリリースされる。
このDVDの邦題が
「アームズ・コンサート 三大ギタリスト夢の競演」
ここ辺の経緯から、「三大ギタリスト」という呼び名が広く世間に認知されるようになったと推測できる。
そして、現代の「三大ギタリスト」や「New Guitar Gods」いう表現で、
「ジョンフルシアンテ」(レッド・ホット・チリペッパーズ)
「ジョン・メイヤー」
「デレク・トラックス」(オールマン・ブラザーズ・バンド)
の三人を紹介している内外の雑誌もあるみたいだが、だからと言ってこの三人を
「現代の三大ギタリスト」
と広く世間に認知されているかは、まだ微妙なところか??
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