少し前のニュースになってしまうのだが、
渋谷の、ある老舗ライブハウスが6月1日で閉店するらしい。
古くはRCサクセションや、ブルーハーツ等、伝説的なバンドも輩出して来た名の知れたライブハウスだ。
僕は出演した事はないが、僕の友人や知人等は結構お世話になって来た。
これも時代の変遷だろうか?
淋しい話であると共に、この世界にいる者としては無視出来ない問題でもある。
少し前から感じていたが、昔ながらのライブハウスの在り方が、もう時代のニーズに合わなくなってきているのだろう。
大手レーベルや、事務所等も大変な時期を迎えているみたいだ。
しかし音楽の発信元である我々、ミュージシャンの立場から見たらどうであろう。
昔を思えば、驚くほど安価で自宅スタジオを構築出来るし、インターネット上には無料で使える宣伝媒体がゴロゴロしている。
ライブは、ノルマの発生しないライブバーやカフェ等が密かに盛り上がり、独特のコミュニティを形成している。
こういう場所から新しいローカルスターやヒーローのが生まれるのでは?
と期待したりもする。
独立系のミュージシャン(ミュージシャンだけじゃないか)には、好機の到来と言える時期を迎えているのではないか。
不況、不況と言っても、 音楽家の文化活動が滞っている訳ではない。
水面下では、より純粋で豊かな文化が芽吹いているのではないか。
ともあれ、今は大変革期を迎えている。
この先の日本の音楽がどうなっていくか。期待を込めて見守って行きたい。
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